「よく寝た〜!」と感じた日は、すこぶる調子がよくて、心の向きも自然とポジティブになります。反対に、夜中に目が覚めてしまって、なかなか眠れなかった日なんかは、朝からどんよりしてしまう。
だから、睡眠には気を遣っています。
以前に比べて夜中に起きることも少なくなり、今は本当によく眠れているほうなのですが、それでもわたしの場合、中途半端に仕事を終わらせてしまった日の夜は、布団のなかであれこれ考えてしまうことがあります。
そんなとき、ある魔法の言葉を自分にかけてあげると、すーっと眠りにつけたりします。
今日は、その言葉を紹介しようと思います。
眠れないときは「安心していいよ」と自分に声をかける
頭のなかで考えごとがぐるぐるしているとき、たいてい心は「安心」とは少し違う場所にあります。
反対に、ぐっすり眠れるときというのは、心がすっかり安心しているとき。もう何も気にしなくていいと思えているときです。
だから、考えすぎて眠れないときは、頭のなかで「安心していいよ〜」と、自分に語りかけるようにつぶやきます。
ポイントは、ただ言葉をつぶやくというより、その言葉が身体に染みていくのを感じること。本当に安心してくると、「眠ろう」と思わなくても、だんだん睡魔がやってきて、そのうち眠っています。
わたしは、言葉の持つ力に気づいてから、こんなふうに言葉を使って自分の状態を切り替えることがあります。
言葉で自分を操る、というと少し怖く聞こえるかもしれませんが、気持ちや行動を変える手段として使っています。
この「安心していいよ〜」も、その一つです。
あとから知ったのは、このやり方が感覚的なものではなく、「安心していいよ〜」で眠れるようになることにも、ちゃんと根拠があったということです。
考えすぎではなく、まだ終業ベルが鳴っていないだけ
布団に入ってから考えごとが増えるのは、脳がまだ活動を終えていない状態と考えられています。
ぐるぐる考えているとき、心と身体がまだ「休む準備」に入っておらず、無意識のうちに緊張モードになっているそうです。
ここで無理に「考えないようにしよう」とすると、かえって脳は活性化します。考えるのを止められないのではなく、止めていいと判断できていないだけなのです。
そんなときに必要なのは、「もう続けなくていい」という合図。安心を感じる言葉は、その合図として脳に届きやすいと言われています。
その言葉に反応するように、呼吸が変わったり、身体がゆるんだりすると、脳はようやく作業を終了します。
その結果として、思考が静まり、眠りに向かっていきます。
眠れない夜に起きているのは、考えすぎていることではなく、まだ終業ベルが鳴っていないだけ。そのベルを鳴らしてあげる役割を、言葉が担ってくれることもあるのだと思います。
眠れなくてもいいやと開き直る
もう一つ、「眠らなきゃ」と思うほど、その意に反するように眠れないものです。
だからわたしは、「まぁ、眠れなくてもいっか」と開き直ってみます。今日くらい眠れなくても、なんとかなるよね、なんて思ううちに、眠れたりします。
というのも「早く寝なきゃ」「明日に響く」「ちゃんと休まないと」。
そんなふうに思えば思うほど、頭は逆に冴えてきます。
なぜなら、「しなければならない」と強く意識した瞬間、人は緊張状態に入りやすくなるからです。
眠りは、本来がんばって手に入れるものではないですよね。
それなのに、「早く寝なきゃ」と思った瞬間、脳はそれをコントロールしようとします。ちゃんと眠れているか、今はどうなっているか。そんなふうに気にしはじめて、かえって目が冴えてしまうのです。
さらに、「眠れなかったら困る」と考えはじめると、身体は無意識のうちに身構えます。心配や焦りは、脳にとっては軽い緊急事態。
安心よりも、覚醒のほうが優先されてしまうのです。
だから、いっそのこと「眠れなくてもいいや」と開き直ると、その緊張がとけて、すーっと眠りにつけたりするのです。
よかったら、お試しあれ。

