好きなことを仕事にするというより仕事をつくる感覚

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好きなことを仕事にするというより仕事をつくる感覚

長くフリーランスという形で働いていると、「フリーランスになりたい」という相談を受けることがあります。

といっても、あらたまったものではなく、雑談の流れでぽつりと話題にのぼるような、軽い相談であることがほとんどです。話を聞いていると、たいていは「好きなことがあって、それを仕事にしたい」という思いを持っている場合が多いなと感じます。

わたし自身、ありがたいことに好きなことが仕事になっています。ただ振り返ってみると、「好きなことを仕事にする」という感覚よりも、「仕事をつくる」という感覚で、ずっと過ごしてきたように思います。

そんな実感があって、今回は「好きなことを仕事にするというより、仕事をつくる感覚」というテーマで、少し書いてみようと思いました。

目次

「もらう仕事」と「つくる仕事」

好きなことを仕事にするとき、ものすごく大きく分けると、形は2つあると思っています。

1つは、クライアント(依頼主)から対価をもらって仕事をする働き方です。いわゆる「クライアントワーク」と呼ばれるものですね。

たとえば、

・企業や個人から依頼を受けて記事を書く
・お店や会社のデザインやWebサイトを制作する
・SNS運用や企画、コンサルティングを行う
・写真・動画・イラストなどを依頼内容に沿って制作する
・オンライン秘書として、事務や運営をサポートする

こうした仕事が、クライアントワークにあたります。

そしてもう1つが、「自分で仕事をつくる」という働き方です。

わたしはフリーランスになってすぐ、自分が運営するサイトと、知り合い(仲間)と一緒に、旅行に関するサイトやメディアを運営していました。

知り合いと一緒にやっていたこともあり、当時はあまりクライアントワークという感覚はありませんでしたが、実際には対価を受け取って働いていたので、今振り返ると、これもクライアントワークと呼べるものだったと思います。

つまりその頃のわたしは、クライアントワークと、自分で仕事をつくること、その両方を同時にやっていました。

この形が、わたしにとっては一番バランスがいいように感じています。ただ、比率でいえば、「自分で仕事をつくる」ほうが大きい状態のほうが、心も仕事も安定しやすい、という実感があります。

自分で仕事をつくるほうが安定している(とわたしは思う)

一見すると、クライアントワークのほうが安定しているように思われがちですが、わたしは以前から、むしろクライアントワークのほうが不安定だと感じています。というのも、そのクライアントとのご縁が切れてしまったら、また新しい依頼主を探さなくてはいけないからです。

一方で、自分で仕事をつくれるようになると、「あ、わたし、どうにだって生きていけるな」と思えるようになります。

ただし、自分で仕事をつくるということは、立ち止まらず、日々進化していく必要があるということでもあります。何をするかにもよりますが、マーケティングを学んだり、メンタルを整えたり、そもそもの自分のスキルを磨き続けたり。目に見えないところでの積み重ねも欠かせません。

わたし自身、ずっと同じやり方を続けていたことで、時代の流れが変わった瞬間に大きな打撃を受けた経験があります。それ以来、ちゃんと変化に柔軟な自分でいよう、と意識するようになりました。

未熟だったころのわたしは、ずっとこのままで生きていける、なんて幻想を抱いていたのです。

それでも、これは性格の影響も大きいと思いますが、わたしは「自分で仕事をつくる」ということに、とてもワクワクします。

いまの時代は、工夫次第で、いくらでも自分で仕事をつくれるように感じています。

たとえば、こんな形もあります。

・イラストを描いて、スタンプやグッズを販売する
・写真を撮って、素材サイトや写真集で売る
・文章を書いて、ブログやnoteで収益を得る
・書いたものをまとめて、電子書籍として出す
・動画を撮って、YouTubeやサブスクで続ける
・ハンドメイド作品を作って、ネットショップで売る
・レシピや暮らしの工夫を発信して、コンテンツにする
・自分の考えや体験をまとめて、有料記事にする
・発信を続けて、会員制の場をつくる
・習慣や記録を、そのままコンテンツにする

どれも、「続けながら育てていく」ことで、仕事になっていくものばかりだと感じています。

仕事をつくる感覚は、暮らしの見え方を変えてくれる

これは、いい部分も、そうじゃない部分もあると思っていますが、仕事をつくる感覚で過ごしていると、暮らしの見え方が変わってきます。

何気ない出来事が「創造のたね」になったり、強く惹かれる言葉に出会ったとき、「なぜ、この言葉に惹かれるのだろう」と、その理由を考えたり。

なんだか毎日が宝探しのような時間になります。

それを窮屈だと感じる方も、きっといるのだと思います。

ただ、わたしは、暮らしがより豊かで味わい深いものになっているように感じています。自分の「好き」「嫌い」とか、感情にも敏感になりました。

わたし自身、けっこう自由な働き方をしていますが、自由すぎるとかえって不自由さを感じるものです。これくらいの小さな窮屈さがあったほうが、バランスが取れているような気がしています。

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この記事を書いた人

電子書籍『わたしをご機嫌にする休日』(Amazon Kindle総合ランキング2位)をはじめ7冊を出版。Yahoo!ニュース エキスパート執筆。ホリデーノート運営。

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