はじめて本を書くときに「やらなくてよかった」と思ったこと

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はじめて本を書くときに「やらなくてよかった」と思ったこと

はじめて書いた本『わたしをご機嫌にする休日』が、カテゴリーではなく総合ランキングで2位になったのは、じつは発売からちょうど一年後のことでした。

それからさらに時間が経ち、もう二年になりますが、今も多くの方に読んでいただいています。

こんなにたくさんの方に読んでいただけるなんて、本当にまったく予想していなかったのですが、あとになって「あぁ、これやらなくてよかったなぁ」と思ったことがひとつあります。

これをやっていたら、もしかしたらこんなにたくさんの方に読んでいただける本になっていなかったかもしれない、と思ったことです。

今日は、その話をしてみようと思います。

目次

「本の作り方・書き方」の本を読まなくてよかった

たしか2冊目を出版したあとだったと思います。

じわじわと、勝手にプレッシャーのようなものを背負い込んで、「ちゃんと書かなくては」という思考に陥ってしまったんですね。

もちろん1冊目も、2冊目もちゃんと書いたのだけれど、今度はちゃんと「本の作り方」を勉強しなくちゃ、と思ったんです。

そうして、数冊の「本の作り方・書き方」の本を購入し、読み進めながら、ひしひしとこう思いました。

「あぁ、はじめて本を書くときに、これ読まなくてよかった」と。

なぜかというと、そこには、わたしが1冊目でやっていた「間違い」が綴られていたからです。わたしは「やらないほうがいい」ことを、やっていたのです。

もし、この本を読んでいたら、わたしは、あんなふうに『わたしをご機嫌にする休日』を書いていなかっただろうなと思います。だって、プロの方が「それはやるな!」と言っているのですから。

もしかしたら、タイトルも内容もまったく違うものになっていたかもしれません。そう思うと「あぁ、最初に読まなくてよかった」と思ったのでした。

もちろん、本に書いてあることは正しいのだと思います。わたしより、はるかに経験のある方が書いているのですから。その通りにしていれば、もっといい本ができたのかもしれません。

それでも、今となっては、こうしてたくさんの方に読んでいただけている本になったから、心から「あぁ、読まなくてよかった」と思っています。

かといって、「本のつくり方・書き方」の本を読まなくていいというわけではなく、わたしにとっては、やっぱり参考になる部分も多く「読んでよかった」と思いました。それは、あとになって読んでよかった、という意味で。

一度、自分のしたいようにやってみるのもいいんじゃないかとも思うのです。それで結果が出なければ、本を読んで学ぶという順番も、アリなのかもしれません。

準備をしすぎると動けなくなる

自信がないほど、不安になってたくさんの情報を集めたくなるものです。けれど、情報が増えれば増えるほど、身動きがとれなくなるような気もしています。

たとえば海外旅行に行くとして。
治安や交通ルール、チップ、両替など、現地でトラブルに巻き込まれないように調べることは大切だけれど、安心するために、不安をすべて取り払おうと入念に調べるほど、それだけで疲れてしまいます。

わたしたちの脳には限界があって、ある程度までは情報が多いほど安心できますが、それを超えると「どれを信じていいかわからない」という状態になり、かえって行動が鈍ってしまうといわれます。

だからこそ、なにかをはじめるとき、準備万端になるのを待つより、もう少し自分を信じて、ちょっとくらい見切り発車してもいいのではないかと思うのです。

わたしがはじめて本を書くときに「本の作り方・書き方」の本を読まなかったのは、それまでに、それはもうたっくさん本を読んできているから。そして、本ではないものの、文章は書いてきたから、「きっと書けるはず」と思ったのでした。

あのとき、余計な準備を足すより、自分を信じてあげてよかったなと、今は思います。

けれどもし今後、小説を書く、なんてことになれば、小説の書き方は事前に勉強すると思います。それは、小説はそこまでたくさん読み込んできたわけでもないし、物語をつくることは、また違う技術が必要になると思うからです。

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この記事を書いた人

電子書籍『わたしをご機嫌にする休日』(Amazon Kindle総合ランキング2位)をはじめ7冊を出版。Yahoo!ニュース エキスパート執筆。ホリデーノート運営。

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